音は、ただ鳴っているわけではなくて
それは空気に触れ、
身体を通り抜け、
まだ言葉にならない感情へ届いていきます。
だから私たちは、
音を探す前に、
まず”感覚”を探しています。
「もう少し湿度がほしい。」
「もっと透明に。」
「輪郭は柔らかいけど、芯は残したい。」
「夜の静けさが欲しい。」
こんな言葉から制作が始まることは少なくありません。
しかし、
その感覚はそのままでは検索できません。
DAWにも、
サンプルライブラリにも、
シンセにも、
“透明な痛み”
というノブは存在しないからです。
だから、
感覚を一度”音の言語”へ翻訳する必要があります。
例えば、
Transparent pain
は、
そのままでは曖昧です。
でも、
- glassy
- airy
- thin
- cold
- deep
- restrained
という言葉へ分解すれば、
世界観が少しずつ輪郭を持ち始めます。
さらに、
それらは
検索ワードになり、
音色になり、
DAWでの操作へと変わっていきます。
世界観。
↓
言葉。
↓
質感。
↓
検索。
↓
サウンド。
↓
感情。
制作とは、
この翻訳を繰り返す作業なのかもしれません。
だからVEGAESTHETIC DICTIONARYには、
単語だけではなく、
その組み合わせ方も収録しています。
Texture
Tone
Shape
Space
Emotion
一つひとつの単語は、
完成形ではありません。
組み合わせることで、
初めて一つの世界になります。
それは辞書というより、
設計図に近いものです。
音楽だけではありません。
映像。
写真。
デザイン。
AIプロンプト。
世界観を必要とするすべての制作において、
言葉は最初の素材になります。
あなたの頭の中にある感覚は、
まだ名前が付いていないだけかもしれません。
その感覚を、
作品として呼吸できる形へ翻訳する。
それが、
VEGAESTHETIC DICTIONARYです。


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